2017.06.12

ウミガメの産卵場所への対応について

ウミガメの産卵場所への対応に関しまして、NPO法人日本ウミガメ協議会 若月元樹氏の見解を元に正式対応が決定いたしましたので、改めてご報告いたします。

ウミガメの産卵が確認されたビーチは、お客様が立ち入らないようにいたします。無料ライブ会場とは別のビーチとなります。
また、昼夜監視と産卵ポイント特定を「NPO法人日本ウミガメ協議会」「琉球大学ウミガメサークル」と連携して行います。

以下、NPO法人日本ウミガメ協議会 若月元樹氏の見解です。

『ウミガメの卵については産卵巣の上に構造物が置かれたりするリスクを回避する狙いも含め、簡単に囲む程度で良い。
 あまり大規模な養生などをすると次の産卵上陸個体にとって上陸の阻害要因となりうる。
 通常、自然の砂浜ではウミガメは同じ個体が同一シーズンに複数回産卵をする。
 今回の産卵の特徴から、次も美らSUNビーチに産卵上陸する可能性が高いと考えられた。
 再び産卵が17日の本番前にあると予測されたことや、本番に向けての設営作業などが上陸に影響を与えるのではないかという強い懸念があったことから、我々日本ウミガメ協議会と琉球大学のウミガメサークルで夜間調査を実施。

 現時点では総選挙に向けた会場設営作業が日中に実施されていること。
 美らSUNビーチは管理されたビーチであることから22時以降は人の立ち入りがないこと。
 さらに街灯も22時以降は消灯されることからウミガメの産卵上陸には適していると見ている。
 17日の総選挙本番も22時には終わっているとのこと。
 那覇空港に近いことから、日ごろから断続的に航空機の離発着にともなう轟音が響いているビーチ。
 以上の点から今回の総選挙がウミガメの卵に特に問題を与えることは少ないと考えている。
 ただし、会場と産卵巣が目と鼻の先にあることから、16日から現地入りして運営側と産卵巣に影響がないよう協議を重ねたい。』

ウミガメの産卵に関しまして、総選挙ご来場の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。